表面では見抜けない下地不良:腐食した釘が招く外壁トラブル

外壁張替工事では、既存外壁を撤去して初めて下地状況を正確に把握できるため、
表面状態だけでは判断できない不具合が潜在している場合があります。
今回の物件も、表面上は大きな劣化が見られなかったものの、下地施工に起因する不具合が確認されました。
本件はサイディング縦張り仕様。縦張りの場合、胴縁(木下地)は長さ65mm以上のステンレスくぎまたは鉄丸くぎ、
もしくは長さ50mm以上の太め鉄丸くぎ等、規定の保持力を満たす釘を使用し、柱・間柱へ500mm以内の釘間隔で
確実に留め付けることが施工基準となっています。
しかし、既存外壁を剥離したところ、規定外の釘が使用されており、材質的にも耐久性が不十分であったため
、腐食(さび)による保持力の低下が発生していました。
これにより、胴縁の固定力が不足し、サイディング面材の浮きやひび割れの原因となっていたと推測されます。

