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軒裏換気・外壁通気の有効性

軒裏換気は、屋根と天井の間にある「小屋裏(こやうら)」という空間の空気を入れ替える仕組みです。
家全体の健康を守る大切な役割を担っています。

主な役割

〇結露の防止: 夏と冬の温度差で発生する小屋裏の結露を防ぎます。結露は木材を腐らせたり、カビの原因になったりします。

〇熱のこもり防止: 夏場、屋根から伝わる熱が小屋裏にこもるのを防ぎ、室内の温度上昇を和らげます。

〇耐久性の向上: 小屋裏の換気を良くすることで、構造材の劣化を防ぎ、家の寿命を延ばします。

 

また外壁通気工法は、建物の壁と外壁材の間に「通気層」という隙間を設ける建築方法です。
この通気層を通して空気を流すことで、壁内部の湿気を外部へ排出し、結露やカビの発生を防ぎます。

主な役割

〇耐久性の向上:壁内の湿気による木材の腐敗やカビの発生を抑制し、建物の寿命を延ばします。

〇健康被害の防止:カビの発生を抑えることで、住む人の健康を守ります。

〇省エネ効果:壁体内結露による断熱性能の低下を防ぎ、建物の省エネ効率を高めます。

 

換気金物を設置し外壁通気工法かつ軒裏換気をおこなった施工例です

下地+サイディングの厚みにより軒裏換気口がふさがる可能性がある。

外壁通気の為の木下地を設置し、軒先換気金物の取り付け

破風と通気金物の隙間と通気金物下部穴より換気を行う

このように、軒裏換気と外壁通気工法は、結露対策・耐久性向上・省エネ性能の維持において欠かせない要素です。
適切な換気計画と確実な施工を行うことで、長期にわたり性能を発揮する住まいづくりが可能となります。

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