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外壁のひび割れ、どう直す?低圧注入工法をご紹介

クラック補修 ― 低圧注入工法とは?

基礎に入ったひび割れ(クラック)は、放置すると雨水が入り込み、
建物の劣化を早めてしまうことがあります。
そこで今回は、
「低圧注入工法」 というクラック補修方法をご紹介します。

この工法は、ひび割れの内部に エポキシ樹脂材をゆっくり低圧で注入し、
深い部分までしっかり充填する 補修方法です。構造体の強度回復や雨水の侵入防止に効果があります。

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① 下地処理(ケレン清掃 → 座金設置)

まずはひび割れ部分の汚れや浮き上がった部分をケレンで丁寧に取り除きます。
その後、ひび割れに沿って 樹脂を注入するための座金(パック) を一定の間隔で取り付けます。

② 漏れ止め(シール処理)

座金以外のクラック部分を コーキング材でしっかりシール します。
樹脂が外に漏れないようにするための、とても大切な工程です。


③ 低圧でゆっくり樹脂を注入

専用の器具を使い、エポキシ樹脂を 低い圧力で時間をかけて 注入していきます。
ゆっくり注入することで、ひび割れの奥深くまで樹脂が届きやすく、
内部の空隙もしっかり補強できます。

④ 樹脂硬化後の仕上げ

樹脂が硬化したら座金を取り外し、表面を整えて仕上げます。
見た目もきれいに復旧し、内部はしっかり補修された状態になります。

低圧注入工法は、ひび割れの深部まで補修できる構造的な強度回復にも効果があり
雨水の侵入を防いで建物の寿命を延ばすといったメリットがある補修方法です。

「ひび割れが気になるけど、どんな補修をするの?」という方に、安心していただける工法です。
現地の状況により最適な方法は異なりますので、気になる箇所があればお気軽にご相談ください。

 

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