スタッフブログ

玄関アプローチの段差解消・安全舗装施工事例

玄関へのアプローチの石畳は、石肌のでこぼこや段差もあり、

つまずく危険が出てきたため、安全面を考慮しアスファルト舗装

での施工をご依頼いただきました。

 

お家やお庭のデザインを考えると、石畳は重厚で

景観としても非常に馴染んでおりますが、

短期間での施工と、将来的に車いすをご利用になる

可能性も考え、今回はアスファルトを採用。

 

施工では、段差を解消しつつ、雨水が溜まりにくい

勾配を確保しました。

施工日程も1日で完了し、毎日の足元の安全が

しっかり守られます。

 

当社では、このようなアプローチや外構工事のご相談も承っております。

安全性とデザイン性の両立についても、ぜひお気軽にご相談ください。


 

玄関まわりのリフォームご依頼・現地調査

今回は玄関ポーチ(階段)の修繕工事依頼で、現地調査にお伺いしました。

「一段目が高く、冬場少し危ない」というご相談をいただきました。

現状の階段はタイルも劣化が見られ、見た目や使い勝手の面でも改善が必要な状況です。

そこで、階段をまるごと新しく作り直し、一段一段の高さを調整して、

冬でも安心して上り下りできる形をご提案する予定です。

仕上げのタイルは100角・150角・300角が主に使われていすが、小さなタイルは軽快な印象に、

大きなタイルは高級感を演出します。

お施主さまのご希望イメージに合わせて、タイルのサイズもご提案させていただきます。

まだ現地調査の段階ですが、これからお見積もりやプランを作りながら、

お施主さまにぴったりのご提案をしていきたいと思います。

玄関や外構まわりは日常で必ず使う場所です。

安全性とデザイン性の両方を考えたご提案を心がけています。

外構や玄関まわりで「ちょっと不便だな…」と感じることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

在宅ワークや書斎利用にも安心の音漏れ軽減工事

今回の店舗改修工事では、居室を音漏れ軽減仕様に仕上げました。

壁下地間にグラスウールを充填し、その上から遮音シートを貼付。
さらに石膏ボード(t12.5)を重ね張りすることで、一定の防音性能を確保しています。

完全な防音室ではありませんが、日常生活で十分活用できる防音性を備えています。
たとえば――

  • ・在宅ワークやリモート会議に集中できる書斎

  • ・WEB配信や動画収録用のスペース

  • ・楽器の練習をある程度楽しめるお部屋

さらに、Panasonicの遮音性能を見込めるドアなどを組み合わせることで、
出入口からの音漏れも軽減可能。
壁とドアで音を抑えることで、より快適な空間づくりが実現します。

生活音を少し整えるだけでも、在宅時間の快適さはぐっと向上します。
「完全防音までは不要だけど、音漏れを軽減したい」という方におすすめの施工事例です。

 

 

 

 

住まいのメンテナンスについて

住まいは「適切なタイミングでのお手入れや補修」によって劣化を抑え、
長く快適に暮らせる空間を保つことができます。
住宅は木材・屋根材・外壁材・設備機器などで構成されており、
雨・雪・風・日射といった自然環境や日々の生活によって少しずつ劣化が進んでいきます。

そこで大切なのが 計画的な点検とメンテナンス です。
部位ごとのメンテナンス目安として、

[ 屋根 ]

  • 常に雨風や寒暖差の影響を受け、劣化が早い部分ですので
    塗装は:10~20年
    葺き替え:30年を目途に

[ 外壁 ]

  • 屋根同様、外部環境の影響を受けやすい部分のため、
    シーリング:5年頃から劣化が始まり、10年で打替えが必要になってきます。
    外壁材:材質により10年ごとに再塗装、30年で張替えが目安です。

[ 構造(木造の場合) ]

  • 躯体の多くは木材で構成され、外部との接点は「土台」部分であり、
    腐朽を避けることが重要、そのため「屋根」や「外壁」の防水処理は住宅を長持ちさせるうえで不可欠です。

[ 設備機器(キッチン・ユニットバス・給湯器など) ]

  • 日常的に使用するため30年間もつ設備は少なく、故障のタイミングで入替が必要になり
    特に給湯器は法定点検対象品であり、10年ごとの交換が推奨されております。
    住宅は「劣化を防ぐ部位の防水処理」と「設備機器の適切な更新」が長寿命化のカギとなります。

  • 計画的なメンテナンスで、快適で安心な暮らしを維持しましょう。


 

現場の安心工程をご紹介~外壁下地・役物設置~新規外壁張り

現場レポートもいよいよ中盤。

今回は外壁の下地設置から役物(コーナーやサッシまわりの部材)の取り付け、そして新しい外壁材の張り始めまでの工程をご紹介します。

外壁を張る前に行う下地や役物の設置は、仕上がりの美しさと建物の耐久性に直結する重要な工程です。
通気性や防水性を確保しながら、水平や間隔を丁寧に確認し、一つひとつ正確に取り付けていきます。

 

そしていよいよ、新しい外壁材の施工がスタートしました!
今回採用したのは KMEW(ケイミュー)さんの金属サイディング「はる・一番」。
軽量で丈夫、さらにデザイン性にも優れた人気の商品です。

「はる・一番」の特長と暮らしへのメリット

□色あせに強い
 遮熱・高耐候性塗装で美しさが長持ち。
 → 再塗装の回数を減らし、メンテナンスコストを抑えられます。

□軽量で地震に強い
 モルタルの約1/10の軽さで揺れの影響を軽減。
 → 建物への負担が少なく、地震時も安心感がアップ。

□優れた防水性
 かん合部や専用部材に水密材を採用。
 → 雨水の侵入を防ぎ、内部の腐食やカビの発生を抑えます。

□遮熱・断熱性能
 高性能ウレタン芯材で夏は涼しく冬は暖かく。
 → 冷暖房効率が上がり、光熱費の節約にもつながります。

□高い遮音性
 外からの騒音を約20dB低減。
 → 交通音や雨音をやわらげ、静かな室内環境を保てます。

今回使用している柄は「和み柄」。
職人が丁寧に塗り重ねたような、温もりのある豊かな表情が魅力で、落ち着きと上質感を住まいに添えてくれます。

工事もいよいよ折り返し地点に差し掛かりました。
次回の投稿も、ぜひご覧ください!

カッティングシート施工例と活用イメージ

木目調カッティングシートを使用することで、既存の建具や設備を生かしつつ、
簡単に雰囲気を変えることができます。

 

施工例

 

  • 店舗トイレブース
    既存のブースをそのまま活用し、金物類を外して美装 → カッティングシート貼付
    → 金物復旧で完了。

    清潔感のある木目調空間に変身

 

施工前

 

施工後



活用イメージ

 

  • フラット玄関ドアや室内ドアのイメージチェンジ
    シートを貼るだけで手軽に雰囲気を変えられます。

  • キッチン扉
    古い扉も木目やカラーのカッティングシートでリフレッシュ可能。

  • 家具・収納
    キャビネットや本棚の扉にも対応。DIY感覚で模様替えできます。

既存のドアや扉を手軽にイメージチェンジできるカッティングシートで、
ぜひ空間の雰囲気を変えてみませんか。

木造住宅はいつまで住める?怯えないで

リフォームをご検討されているお客様から、必ずと言っていいほどいただく質問があります。
「木造住宅って、どのくらい住めるのだろう?」
そんな疑問や不安をお持ちの方は少なくありません。でも結論から言うと木造住宅は、
きちんと手入れをすれば想像以上に長く住み続けることができるのです。

寿命は「築年数」だけでは決まらない
木造住宅の寿命を一律に「年」と決めることはできません。
同じ築年数でも、定期的にメンテナンスをしてきた家と、
そうでない家とでは、大きな差が出ます。
実際に、日本各地には築100年以上の木造住宅が現役で使われています。
つまり「木造=寿命が短い」というのは誤解なのです。

北海道にも残る長寿命の木造建築
厳しい寒さや雪にさらされる北海道でも、明治時代に建てられた木造建築がいまだに現存しています。
なんと築150年以上! いまでも当時の姿をとどめているのです。
さらに古い建物をたどると、函館に隣接する上ノ国町にある「上ノ國八幡宮本殿」。
建築年は元禄12年(326年前!)、江戸時代の建物です。
歴史の授業で出てきた、お馴染みの徳川綱吉、「生類憐れみの令」が出された時代!
歴史が苦手な私でも、このフレーズだけは妙に記憶に残っています。


なぜそんなに長持ちしているのか?
これほどまでに長い間残っている理由には、いくつかの要因があります。

木材の持つ本来の耐久性
→ 適切に乾燥・加工された木材は、驚くほど長く強さを保ちます。

地域の気候や風土に合わせた建築技術
→ 屋根の形や素材選びなど、その土地に合わせた工夫がされています。

何よりも「守り続けてきた人の手」
→ 定期的な修繕や手入れが、建物を次の世代へとつないできました。

つまり「建物の寿命は築年数で決まるものではない」ということです。
現代の一般的な木造住宅も、その時代の建築基準や技術に基づいて建てられています。
あとは定期的なメンテナンスをしてあげれば、想像以上に長く住み続けられるのです。

次回予告
では実際に、
どんなメンテナンスをすれば良いのか
逆に建物を傷める原因は何なのか
次回のブログで詳しくお伝えしますね。

現場の安心工程をご紹介~屋根塗装・外壁下地調査

前回に引き続き、現場の工程をご紹介いたします。
今回は、屋根の塗装作業外壁下地の調査を行いました。

屋根はまず高圧洗浄で汚れや付着物を落としたうえで、錆止めをしっかりと塗布します。
金属部分を錆から守る大切な下地処理です。その後、シリコン樹脂塗料を塗布し耐久性を高めていきます。

屋根塗装の一番の役目は、屋根板金の劣化を保護する事になります。
雨風や紫外線などにより10年前後で劣化し機能低下していく屋根材を定期的なメンテナンスで
保護していくことが大切です。

また、外壁については、目視で腐食や劣化が見られる部分を剥がし原因を徹底調査いたします。

さらにこの日は三連休前ということもあり、天気予報では暴風雨の予報が出ていました。大切なお住まいを守るため、
改めて現場全体をチェックし、養生や固定の確認など、現場管理を徹底いたします。

どんなに丁寧に工事を進めていても、自然環境への配慮や管理を怠ると台無しになってしまいます。
こうした日々の点検や対応も、お客様の安心につながる大切な仕事のひとつと私たちは考えます。

次回も引き続き、工事の様子をお届けしてまいりますので、ぜひご覧ください!

現場からの声:水切の補修工事

先日、お客様より「草刈り機で水切を傷つけてしまったので、直してほしい」とのご依頼をいただきました。

水切の交換となると、外壁サイディングを部分的に剥がす必要があり、大掛かりな工事になります。
そこで今回は、お住まいへの負担を最小限にするため、部分補修 で対応しました。

補修の流れ

  1. パテ補修
    傷ついた部分をパテで埋め、ペーパー掛けを行い表面を滑らかに整えます。

  2. 吹付塗装
    コンプレッサーを使用し、周囲の仕上げと馴染むように丁寧に吹付塗装を施します。

  3. 仕上げ
    乾燥後に養生を撤去し、補修完了です。違和感なくきれいに仕上がりました。

  4.  


    水切の役割のひとつとして

    水切は、外壁と基礎の取り合い部分に設置されている部材です。
    外壁から流れ落ちてくる雨水や、横殴りの雨を受け止め、
    土台内部に水が入り込むのを防ぐ重要な役割を担っています。

    もし雨水が侵入してしまうと、土台内部での雨漏りや腐食につながり、
    結果として建物全体の寿命に大きな影響を与える可能性があります。
    そのため、小さな傷でも放置せず、早めに補修することが住まいを長持ちさせるポイントになります。


 

 

 

 

 

 

個性を残すリノベーションの魅力

前回は住宅の歴史について触れましたが、今回は私が大切にしている
「個性的な昭和の戸建住宅を壊すのではなく、個性を残しながら性能を高めていく
リノベーション」についてお話しします。

個性的な住宅を整えていく際に注視しているのは、次のような点です。

  • ・外観を大きく解体しなくても成立するか

  • ・室内の間取り(間仕切りなど)がどこまで変更可能か

  • ・建物の構造に問題がないか

  • ・家全体のプロポーション

これらをさまざまな角度から検証し、物件の魅力を引き出すリノベーションを心がけています。
リノベーションというと「ガラリと変えてしまう」イメージを持たれる方も多いかもしれません。
しかし私が考えるリノベーションは、元の家の存在感をしっかり残し、個性を引き継いでいくものです。


中古住宅に惹かれたきっかけ

新築住宅よりも中古住宅に興味を持つようになったきっかけは、
学生時代の研修で訪れたアメリカ・サンフランシスコでの体験です。
滞在していた、1904年に建てられたサンフランシスコ市指定の歴史的建造物は
「築年数が経っているほど価値があり、大切に手入れされながら受け継がれていく住宅文化」そのものでした。
その家には年月を経たからこそ醸し出される風格があり、
日本ではなかなか見られない「古い家を尊重する暮らし方」に強く心を動かされました。
建築年:1904年/設計者:Herman Barth(ヘルマン・バルト)

もちろん、日本とアメリカでは住環境や地質は異なります。
しかし北海道にも、石造りの倉庫、レンガの家、ブロック造の住宅など、
歴史は浅くとも独自の趣を持つ建物が数多くあります。
そうした建物をリノベーションし、その個性を未来へつなげていくことは、とても大切だと考えております。
古い住宅を壊してしまえば、その家が持つ歴史や物語は失われてしまいます。
けれど適切に手を入れることで、次の世代へと住み継ぐことができるのです。

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